The guitar

今から32年前の事。練馬の桜台にあった楽器店『サム』が閉店した。中三の頃にバンドを始めて、その頃から出入りするよになったお店だ。閉店したのが自分が二十歳の時だったから5年位お世話になったのかな。お店自体は自分が小6の頃からあった記憶がある。店主はお姉さんのMさんが一人でやっていた。お店に行くと紺の縦縞のカップにコーヒーを入れてくれて、楽器やらエフェクターやら話は尽きなかったな~。そんな『サム』から閉店にあたり、お店開業時からお店の主のように陳列されていたギターの1本を譲り受けた。ケースに入れないまま、実家の部屋でずっと眠っていたんだ。それをレストアした。(ここから先は専門用語が続きますが、説明無しで進めさせて頂きます。)レストアといっても埃を取り、磨き、弦を張替、ネックの反りを確認しハードケースに収納だけと思いきや、32年の経年劣化で4弦のペグが木端微塵。ペグはGROVER USA。ネットで調べてみると軸径が0.2mm違いでほぼコンパチのGROVER 150Cというのが入手可能だったので購入し交換を実施。ペグを買って驚いたのが、今のGROVERって台湾製なのね。あ~そりゃコスト、コストも分かるけど、何でも人件費の安い方に持って行くのは如何なものかと。USAスピリットよ!何処へ!で、せっせと直しているギターですが、ネットで調べたところ40年位前の日本製でした。今も名古屋にある寺田楽器製でロゴは『thumb』お店の屋号と同じですね。型式はTH-800。ネットはとても便利で、当時のカタログを記載しているHPがあり、感動致しました。ボディ、ネックとも全てメープルで虎模様が年月を物語っております。これにて夏休みの宿題工作終了。

ヘッド部ペグは150Cに交換
ヘッド部ペグは150Cに交換
ケースは生意気にもマーチン製をチョイス
ケースは生意気にもマーチン製をチョイス
ホール内のシール。虎模様が綺麗ですね。
ホール内のシール。虎模様が綺麗ですね。

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The guitar」への2件のフィードバック

  1. thumb TH-800の記事を 読んで コメントさせて頂きました
    私が20歳の時 新しいギターヲ 探しに あちこちの楽器屋を のぞいて試奏させてもらっていた時に 出逢ったギターでした
    一目惚れでしたが その時は 資金が無くて 泣く泣く W-300のGUILD D-50のコピーの方を 買いました(10年くらいライヴで使い 今は 大切に 保管してます)
    それでも どうしても 欲しくて 今も 時々 ネットで 検索していて 時折 見かけますが 全て 古い記事か 売買が 成立した後 だったりしてました
    今夜 この記事が出てきました

    いつ書かれた記事か 判りませんが 今も TH-800所有されているでしょうか?

    1. 清水 様

      マス岡田と申します。このHPは3年ほど休んでおりますが、ギターの件
      お問い合わせ?ありがとうございます。
      自分がHPでご紹介通りのthumbのギターは、大切に保管しております。

      このギターは半世紀前位の古いものです。そして、自分はギターやベースのプレイを長年しておりませんが、
      こもギターは、自分自身でもあります。

      自分が死ぬまで、お譲りすることは出来ませんが(笑い)試弾きならOKです。

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