東松山から17号線に入り、ひたすら北上する。空が高い。あたり一面麦畑だ。青々とした穂が風でうねっている。
途中17号線が二手に分かれる。上武道路方面に入り、利根川を渡ると群馬県に入った。工業団地を横切り、県道69号線を
しばらく行くと『IN』の看板が目に入った。新田嘉祢店だ。お店は県道の69号線と39号線の交差点の角に位置する。
(69と39。Rock you.Thank you.・・・・・自分の頭の中のつぶやきです。)
車の往来はひっきりなしだ。交差点の反対側から店舗外観を撮影するのに、車が途切れるのを結構待った。
外観撮影を終えた。店舗は新型店舗で回転看板はない。いざ、店内へ。
『いらっしゃいませ~』の声が店内に響いた。席につくとお冷を持ってきてくれた店員さんが
『山田うどんのTシャツですか?山田うどんファンの方ですか?』とご質問が。例によって名刺をお渡しし、
一通り、いつものようにご説明させて頂き、あさり丼セットを注文した。東京から2時間かけて来たとお話しすると、目を満丸くして、
驚いた様子だった。注文後、前回の七左店がトラウマとなり、真っ先にメニューを確認した。フル・グランドメニューだ。
ラーメンは無しか?ラーメンのメニューがないようだ。ほどなくして、あさり丼セットが運ばれて来た。その時に店員さんが
『お待たせ致しました。あの、今日実は偉い人がくるんですよ。』と話してくれた。偉い人とは?少し考えて
『SV(スーパーバイザー)の方がお見えになるんですか』と答えた。すると店員さん。『その通りです。SVとかよくご存じですね。』
と呆れた様子だった。あさり丼を食べながら考えた。そうか、店舗のパートさんにとって、SVは本社から来る偉い人なんだ。
季刊『レポ』最終号でトロさんがSVの方の取材をされていたが、一人のSVが37店舗もの管理をしているとの事だった。
会社員である自分は、遥か昔の入社当時に、一人の管理者が管理できる限界人数を5人と習った事を覚えいる。37店舗を
管理するのであれば『偉いオーラ』を放っていなければ、到底無理なのではないかと、勝手に想像してしまう。が、『レポ』を読んだり、
南浦和店でお世話になった、SVのUさんを見ていると『偉いオーラ』を感じない。これは一重に自分が部外者だからであろう。という
結論に至って、食事も終えた。
レジに向かい店員さんにラーメンの有無を確認すると、ラーメンはやっているとの事だった。持ち帰りの紫パンチを手に
お店を出ると、駐車場に山田うどんの銀色の社用車が停まっていた。どんなSVさんなのだろう。と再び勝手に想像しながら
新田嘉祢店をあとにした。
新田嘉祢店 群馬県 大田市 新田市町
来店日 2016年4月23日 案山子Tシャツ反応度=◎ (衣替えしました)
あさり丼セット ¥690 持ち帰り紫パンチ ¥800 走行距離=172km